四国経済連合会

中小企業を対象としたDX第一歩目を踏み出すためのDX基礎型研修プログラム
四国エリアの企業に対して様々な支援を行う四国経済連合会。DXの重要性は理解しながらも踏み出せない主に中小企業において、如何にして客観的な費用対効果を見出し、組織内の足並みを揃えていくのか、ヒントとなるような集合型研修の実施を検討していた。四国経済連合会様を中心に、域内の13の企業様に対して合同でDX推進研修を実施。

プロジェクト背景

プロジェクト期間

2024年12月

課題

・DX推進を検討する企業に向けた、DXの基本的な知識だけでないアフターフォローを含めた包括的な支援ができていない
・受講者にとって有益な情報となる「実際のDX推進事例」を提供することができていない

実現したいこと

四国エリアの企業全体のDX推進

導入効果

参加企業(13社)のうち、一部企業でその後のアクションに繋がった。
(研修内で紹介した課題抽出フレームワークを受講後自社で実施、課題の洗い出しと具体的なアクションプランについて策定中。)

プロジェクト詳細

基礎知識やスキルを学ぶ講義だけでなく、他メンバーとの交流・議論を通じて、他社の取り組みや自社の強み、伸びしろへの気づき、プロジェクト推進を体験するグループワークも織り込むことで、各受講者がDXをより具体的にイメージできることを意識した構成とした。

ワークでは、費用対効果算出を含めた実際のプロジェクトセットアップ方法を学んだ後、4 つのグループに分かれて、受講者自身が抱える現状の課題を洗い出し、グループ内で解決に向けた理想の業務、期待される効果を議論した。議論した内容は企画書としてとりまとめ、ワークのテーマごとで発表。それぞれで異なる DX の視点や工夫が共有され、新たな気づきも得られた。また、異業種の受講者同士が意見を交わすことで、貴重な越境学習の場にもなった。

受講者の声

「研修の理解度」・・・よく理解できた(50%)、理解できた(41.7%)、どちらでもない(8.3%)
「DX推進のための一歩を踏み出していきたいと感じましたか?」・・・とてもそう思う(50%)、そう思う(33.3%)、どちらでもない(16.7%)

《その他の回答》
・グループワークだからこそ各社同じような課題をもっていると認識できた。
・理想の業務フローを各部署も巻き込んで作成し、ゴールを明示して進めていきたい。
・DX化にはプロセスと課題の整理が必要なこと、デジタルトレンドの知識だけでなく業務理解やマインド必要なことを踏まえて、組織でできることを検討したい。
・DX推進に際して「個々のデータ化」と「紐づく課題決め」が成功のカギとなり、関係者の改善希望を募る事の重要性を改めて気づけた。

受講者アンケートでは上記のような回答が見られ、DXに対する理解や推進に向けた意欲の醸成に繋げることができました。参加企業の中には、研修後独自の取り組みに発展した例も見られ、本研修が企業のDXの第一歩を踏み出す一助となりました。

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