株式会社カステラ本家福砂屋
プロジェクト背景
プロジェクト期間
課題
実現したいこと
導入効果
・新規事業の市場調査と事業計画策定
・DXに向けた社内の文化醸成
プロジェクト詳細
これまで
職人の手業に依存したオペレーションが多く、品質の追求に対して、歩留まりや技術の再現性が課題となっていた。
取組内容
新工場において実現する福砂屋のDXビジョンを具現化するべく、以下3つのステップを定義。
今回のプロジェクトではSTEP 1に取り組んだ。
STEP 1:現状の課題整理とDXビジョンの定義
STEP 2:ビジョンを実現するための、新製造オペレーションや設備の導入検討
STEP 3:新工場の建設と新オペレーションの実装
STEP 1:現状の課題整理とDXビジョンの定義
①DXの理解
・プロジェクトコアメンバーに向けて、「DXの本質」「推進ロードマップ」「DXに必要な発想法やフレームワーク」についての研修を入念に実施、メンバーの意識合わせを実施
②課題の洗い出し
・各部門から、現状の課題を収集
③課題の分析と方針の検討
・収集した課題に対して「取り組み易さ」「効果の高さ」の観点で優先順位づけ
・未決定事項の論点整理
・中期的に解決すべき課題の抽出
④目指す姿の定義
・データを中心に捉えた場合の、自社の目指す姿の定義
・コアバリューの再認識
・デジタルツイン実現における自社の状態を整理
・事業展開のためのロードマップの検討
・新工場に導入する設備の要件整理
⑤ビジョンの策定
・新工場ビジョンの明文化
・エンジニアリング会社へのRFP骨子の作成
推進における壁、どのように乗り越えたか
商品や施策が多岐にわたる状況下、全体像を見据えた検討プロセスの設計が必要であった。ビジョン策定や新たな事業構築の議論の中で、現状の課題や目指す姿について、経営と現場それぞれの意見を吸い上げることに苦戦した。この状況で、変革を進める上で「デジタルツイン」という概念を共通言語とし、全員の理解を共通化することで、議論を前に進めることに努めた。
